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Web小説レビュー:絶望の世界

こんばんは。tosarnです。
今日はいい天気でしたね。嬉しくて涙が止まりません。
…まあ、花粉症なわけですが。

今回はかなり昔の作品になります。10年くらい前かな。
それでもまだくっきりと記憶に残っております。
宮谷シュンジさんの『絶望の世界-僕の日記-』。
あらすじ
いじめられている少年が書き始めた一つの日記。
「僕」はその中で、少しずつ壊れていく。
いじめ、虫、希望の世界、アングラ…。
自己の居場所を探し求めた果てに、「僕」がたどり着いた世界とは…。

レビュアーのひとこと:文章でしか語りえない物語。
・読み手を狂わせる生々しい狂気
ホームページに更新される日記という、この作品のスタイルもさることながら、やはり筆者の卓越した表現力がこれほどの生々しい狂気をもたらしているのだと思う。1つ1つの文章が、特に前半は短いため、だんだんと自分が狂っていくように感じてしまう。

・伏線の張り方の巧みさ
この作品の一番のポイントは、「僕」と対応して、読み手もどんどん狂っていくように感じる、ある種の精神汚染であるとは思うのだが、その一方で、伏線の張り方が素晴らしい。何回読んでも見事だなあと感じてしまう。精神汚染により冷静さを欠いた心情が伏線の罠にはまり、そしてかつその伏線が精神汚染をより深める。この構造を作り出したのはまさしく天才だなあ、と思ってしまう。

・残りの二つの世界
『僕の日記』は絶望の世界シリーズの3分の1にすぎないのだが、これだけでも十二分に完成している。
かといって他の2つの物語も十分読み応えのあるものなのですけれど、ね。

この作品を読んだのは私がまだ多感な時期だったのですが、本当にこの作品には侵された、と感じています。
それほどにまでパワーがある作品です。
剣はペンより強し、と言いますが、軍事力なんかよりもずっと、精神汚染のほうが効果があるのかも知れませんね。
ではでは、今日はこの辺で。駄文失礼しました。
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ちょw剣がペンより強かったら意味ないww
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こんにちは。tosarnです。
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